夫婦別姓

濱ノ屋与太郎

2024年03月24日 17:13









僕は詳しいことは知らないし、大ざっぱで申し訳ないのですが、キリスト教の主イエスは、聖母マリアの天使による処女受胎で生まれてきたという。
要するに、セックスという行為なしに、聖母マリアという処女から生まれてきたのだ。

僕は良い悪いを言っているのではない。
これを観るとキリスト教では、男女のセックスという行為を忌避する、というか原罪ととらえられているのかも知れない。
僕は部外者だからこれ以上言わないが、日本人キリスト者にとって、この聖母マリアの処女受胎の話は許せない話だと思うのだが、いつか日本人キリスト者に聞いてみようと思いつつ今日まできた。

というのは、日本の神様はどの神様も、男女一対の夫婦神だからだ。
日本の神様は夫婦でもちろんセックスをして、国を生んだり神様を生んだりする。
生まれた神様もまた、一対の夫婦となって次の神様を生む。

イザナギノミコトとイザナミノミコトのセックスの描写も読んだことがある。
要するに、神様もセックスをするんだから、日本人にとって性は大らかで開放的なのだろう。
浮世絵にそれがよく現れている。
(現代のAV文化にも)

話は脱線したが、神代の時代から男女一対の夫婦神から続いてきた日本人には、同性婚というのはあり得ないし、あってはならない。
(同性どうしのカップルはあり得るし、否定するものでもない)

また日本では、氏(ウジ)という制度に太古からなっていて、ここが儒教の中国大陸や朝鮮半島と大きく異なるところである。
すなわち女性が男性に嫁げば、その男性の氏(家)に入る。
当然元の姓は消える。
男性が女性にお婿さんに行った場合も同様である。

こうやって日本人は営々と家を守ってきたのである。
これが古来からの国体であり、たとえ選択的であろうと、夫婦別姓というものは日本ではあり得ない。

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